労働節の連休を利用して、3泊4日で「天国への扉」と呼ばれる天門山と、映画『アバター』のハレルヤ山のモデルになった武陵源へ行ってきました。
まずは 初日〜2日目の天門山について、備忘録も兼ねてまとめます。
スケジュール概要
- 【初日】 子供の学校が終わってから上海→張家界へ移動し市内で宿泊
- 【2日目】 天門山観光 → 72奇楼
- 【3日目】 武陵源観光
- 【4日目】 張家界市内観光 → 上海へ帰宅
結果から言うと、全く時間が足りず、もうひとつの目的地であった大峡谷ガラス橋には行けず不完全燃焼…。
余裕を持ったスケジュールを立てる事をお勧めします。
人気観光地を甘く見ていました💦
【初日】上海から張家界へ
子どもの学校が終わってすぐ空港へ向かい、
上海東方航空 → 張家界荷花空港(約2時間半)。
国内線なのに虹橋発がなく、東浦空港発のみという地味に不便なルート。
到着は夜22時ごろ。
張家界市内のホテルと空港は近く、ホテルまでは約6kmでタクシーで20分ほど。とても便利でした。
宿泊したホテル:张家界蓝湾博格国际酒店(5つ星)
本当は天門山ロープウェイ乗り場に近いホテルを取りたかったのですが、
旅行1ヶ月前の時点ではすでに満室。
その中で、
- 4つ星以上
- ロープウェイから離れすぎない
という条件でここを選択。
結論:日本人がイメージする“5つ星”とはだいぶ違う。
悪くはないけど、特別良くもない…という印象。
- 建物は古めだが清掃は行き届いている
- フロントで英語がほぼ通じない(翻訳アプリで問題なし)
- 電源が少ないのでガジェット多めの人は不便
- 韓国人観光客が非常に多く、案内は中国語&韓国語がメイン
韓国で張家界が人気らしく、ホテル周辺にも韓国語表記が多かったのが印象的でした。
【2日目】天門山観光(Aルート)
ホテルでの朝食後、最初の目的地である天門山へ。
天門山には以下の3つのルートがあります。
- Aルート:登りが名物ロープウェイ、下りは天門洞
- Bルート:登りに天門洞、下りが名物ロープウェイ
- Cルート:バス+短いロープウェイで登る(ABが売り切れの時に購入する人が多い)
我が家は Aルートのチケットを事前に WeChatのミニプログラムで購入しました。
ABルートは人数制限がありすぐ売り切れるので、早めの購入がおすすめです。
入場時刻が2時間刻みで指定してあるチケットなので、しっかり予定を立てて購入して下さい。
この日は日本語ガイドさんを1日だけお願いしていたので、ホテルで集合後、タクシーでロープウェイ乗り場へ。
世界的に有名な、長いロープウェイ(7,455m)

朝9時から並び始め、10時に搭乗。
約1時間待ち=ガイドさん曰く「めちゃくちゃ空いている!」 とのこと。
さすが人口14億人の国、1時間は“長い”に含まれないようです…。
ロープウェイはかつて世界最長と言われた7,455m(約30分)。
※現在の世界最長はベトナムのものらしい
山の上に着いた時点で、すでに絶景の予感。
鬼谷桟道(きこくさんどう)

山頂に着いてまず向かったのが鬼谷桟道。
崖に張り付いたような道で、絶景なのに足元を見ると震えるほどの高さ!
中国のお客さんは怖がる様子もなくスイスイ歩いていきますが、個人的感覚だとかなりスリリング。
怖くて景色側の写真が上手く撮れませんでした。
途中の遊歩道はよく整備されており、森林浴気分で歩けて気持ちよかったです。
ガラス桟道(ガラスの回廊)

次に向かったのが有名なガラスの回廊。
- 入場ゲートあり
- 靴カバーを装着し入場
- 下が透けすぎて、高所恐怖症でなくても足がすくむレベル
私は壁側をへばりつくように歩きました…😇
ガイドさんがフォトスポットで家族写真を撮ってくれてとても助かりました。
天国の回廊

続いて向かったのが、山の中に浮いているように見える天国の回廊。
天候次第では雲海が出て、雲の上にいるような幻想的な景色になるそうです。
ここから見えている展望台はウイングスーツの大会で使用されたジャンプ台とのこと。
こんなところから飛び降りるなんて、信じられないです。
山上休憩所(ファストフード充実)

山の上とは思えないほど充実し、整備された休憩所。
バーガーキングや麺類の店、カフェなどが揃っており、トイレも非常に清潔。
日除けの大きなシェードがあり、写真スポットにも◎。
ここから次の目的地 天門洞が見下ろせます。
エスカレーターで山の中腹へ

山をくり抜いて作られたエスカレーターで中腹へ移動。
トンネル内には天門山で開催されたイベント写真が飾られていました。
天門洞広場(巨大な洞窟)
エスカレーターを降りると、巨大な岩壁に囲まれた空間に出ます。

ここが天門洞広場!
圧倒的スケールの洞窟で、Minecraftの世界みたいだと思いました。
天井は崩落対策のため保護板が張られています。
少しずつ崩れているらしく、いつかは穴が塞がってしまうかも??
天への階段(999段)

広場から次の広場へ降りる道は2つ。
- 999段の階段
- 有料エスカレーター
うちは娘の即答で階段降り決定。
角度45度と言われ、手すりを掴まないと立っていられないほどの急勾配!
娘は軽やかに降りていき、私はお尻をつきながら何とか降り切りました…。
999は中国で縁起の良い数字で、
この階段を登り切る(降り切る)と健康になるという言い伝えがあるそうです。

この階段はパルクール大会が開催されたり、レンジローバー広告などにも利用されたりしました。
動画はこちら👇
通天大道(99のヘアピンカーブ)
階段を降りた後は、山麓へ向かう下山ルートへ。
ここから地上へつながる道路、通天大道は
99のヘアピンカーブが続く峠道で、ケン・ブロックもこの道でドリフトしたことがあるそうです。

モータースポーツ好きにはたまらない名所。
下山(短いロープウェイ)
最後の下りは短めのロープウェイで。
下山地点には野外ステージ会場があり、夜には「天門狐仙」というミュージカルが上演されるそうです。

所要時間と混雑状況
- 朝9時〜並び開始
- 下山したのは14時頃
→ 約5時間で回り切り、連休にしては超スムーズ(ガイド談)
連休ど真ん中だと+1〜2時間は必要とのことでした。
予定より早く終わったので、次の目的地 72奇楼へ。
【72奇楼】(街中の観光施設)

お土産屋や飲食店がまとまった人工的な観光エリア。
ここは時間帯によって入場料が変わります。
- 16:30までは20元
- 16:30以降は88元(高い!!)
サイズ感は小さめで、1時間あれば十分回れます。
夜景がキレイなので、夜に軽く散歩するのが一番おすすめ。
キョンシー文化の発祥地
湖南省はキョンシー(殭屍)の発祥地と言われているそうで、
72奇楼内にはキョンシーのフィギュアやホラーアトラクションもあります。
キョンシー好きならちょっと楽しいかもしれません。

まとめ
天門山はとにかくスケールが大きく、自然+アトラクション要素満載の山でした。
ロープウェイ・ガラス桟道・999段の階段など見どころが多いので、
混雑ピークを避けて早めの時間に行くのが必須です。
次の記事では3日目の武陵源観光(アバターの山!)を書いていきます。



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