「Math」の壁は言語だった!
ESLの英語の宿題についてはたくさん書いてきましたが、今回はその他の教科――特にMath(算数)について記録しておきたいと思います。
📅 インターの一日の時間割はこんな感じ
娘の通うインターナショナルスクールの時間割は、基本的にこのような構成です:
1限目:英語(いわゆる国語)
2限目:Math(算数)
3限目:理科 or 社会(数ヶ月ごとに交互に実施)
4限目:音楽・体育・ダンス・コンピューター・アートのいずれか
📚 英語と算数は毎日!宿題もほぼ毎日出る
英語と算数の授業は毎日あり、宿題も基本的に毎日出ます。
理科・社会は宿題が少なく、娘の場合は「授業中に終わらなかったプリントを家に持ち帰ってやる」というケースがたまにありました。
➕ Mathの宿題は全員同じ!記述式が最大のハードル
Math(算数)の宿題は、英語が得意な子も苦手な子も、全員同じ内容。
同じ教科書に沿って、同じプリントが出されます。
計算問題だけを見ると、同じ学年の日本の教材より少し簡単かも?と思うこともありますが、
問題はそこではありません。
記述式問題がある日がとにかく大変。特に、親が。泣

↑ある日の宿題の一箇所。難しいことが聞かれているわけではないが、大人でもなんて答えればいい?と考えさせる内容。
📖 教科書は学校置きっぱなし。何を習ったか不明…
しかも、教科書は基本的に学校に置いておくスタイル。
そのため、最初のうちは
「今日の宿題は何を前提にした問題なんだ…?」
と、親がGoogle先生と格闘しながら、正解らしき答えを探し出して、娘に写させるという日々が続きました。
🖨 担任の先生に頼んで教科書をコピー
しばらくしてから担任の先生に相談し、教科書をコピーして持ち帰らせてもらうことに。
全ページスキャンして、ようやくその日何を学んだのかを把握できるようになり、
やっと、「理解したうえで教える」ことができるようになりました。
🧠 単語が、むずい。
Mathの最大の壁は、英語で使われる算数用語の多さ。
例えば:
- Find:求めなさい
- Unit:単位、一まとまり
- Even number:偶数
- Odd number:奇数
- Addition:足し算
- Subtraction:引き算
- Multiplication:掛け算(計算式では “times”)
- Division:割り算
- Fraction:分数
- Numerator:分子
- Denominator:分母
- One side:図形の「一辺」
などなど…
「えっ、こんな単語使うの?」
「この使い方初めて知った…」
と、親の方が勉強しているレベルでした(汗)
✍️ 記述問題=無理ゲー?最初の1ヶ月は写させるだけで精一杯
英文の意味がわからないと、問題文すら読めません。
計算式だけならできても、記述問題は完全にお手上げ状態。
そんな中で「自分で考えてごらん」は無理すぎたので、
最初の1ヶ月くらいは、
- 私が意味を調べて、
- 答えを見つけて、解説
- 娘に「写すだけでいいから」と言って解かせる
という形でなんとか乗り切っていました。
🙇♀️ 正直…「不甲斐ない親でごめんね」と思った日々
宿題にかけられる時間は限られているし、
そもそも英語ゼロで来ている娘にとって、算数がこんなに大変だとは…!
「もっと事前準備させてあげればよかった、
そして、せめて私がもっと英語ができれば…」
そんな思いでいっぱいだった、Mathとの最初の1ヶ月でした。
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