インターナショナルスクールVS現地校

インターナショナルスクール

インターナショナルスクールを検討している方の多くは、コスト面から「現地校」という選択肢も視野に入れるのではないでしょうか。

実際、上海のインターナショナルスクールは年間約400万円〜と、かなり高額です。

中国で子どもに英語を学ばせたい場合、現実的な選択肢は大きく分けて2つ。

① インターナショナルスクールに通わせる

② 現地校の国際部(外籍部)に入れる

我が家でも、費用や環境を含めて両方を比較検討し、一時は現地校の国際部への進学も真剣に考えました。

現地校の国際部は、学校によって差はあるものの、年間学費はおおよそ10万〜20万元(約200〜400万円)程度。

一部の有名インター校と比べると半額近いところもあり、確かに魅力的な選択肢のように見えました。

しかし、調べを進めるうちに見えてきたのは、現地校の壁の高さでした。

私が調べた限り、現地校の国際部では「年齢相当の中国語力」が求められる学校がほとんどで、

つまり、入学テストや面接で中国語ができないと不合格になるというのが実情です。

加えて、現地校は中国籍の子どもを優先しており、外国籍家庭には制度面でも不利な面があります。

さらに、ここ上海は教育熱心な家庭が多く、「学費が安く、教育水準も高い学校」=超人気校は入学試験が必須。

そのうえで倍率も非常に高く、外国人がその枠を勝ち取るのは至難の業という印象を持ちました。

ですので、最終的には高額な学費は覚悟のうえで、インターナショナルスクールに通わせることを決断しました。

もちろん、年間数百万円という学費は家庭にとって大きな負担です。

それでも、「海外に暮らすからには、日本では得られない経験をさせたい」

「言葉や文化の壁を越えて、多様な価値観に触れてほしい」

そういった思いを大切にしたかったのです。

語学力や学力の成果がすぐに出るわけではありませんし、親としての迷いや不安が消えることもありません。

それでもこの選択が、娘にとってかけがえのない財産となることを信じて――。

私たちはインターナショナルスクールでの挑戦をスタートさせました。

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