上海には、世界でも最大規模と言われる日本人学校があります。
それでも私たちは、あえてインターナショナルスクールを選びました。
その理由は、「海外に住んでいる意味がない」と感じたからです。
せっかく海外で暮らすのに、学校生活まで日本と同じ環境では、娘が“何も変わらず”帰国することになってしまう。
それでは、わざわざ海外に連れてきた意味がないと思ったのです。
どうせなら、海外生活だからこそ得られる“人とは違う強み”を娘に身につけてほしい。
私自身、「帰国子女=英語ペラペラ」というイメージを持っていたこともあり、
将来娘が「帰国子女」として帰国するときに、英語も現地語も話せない――そんな状態にはしたくないと強く思いました。
実は、娘を日本に残すという選択肢もありました。
だからこそ、娘を連れてきたからには、第二言語をしっかり学ばせたいという気持ちがありました。
…とはいえ、これは完全に“親のエゴ”だと自覚しています。
本人が望んだわけではないのに、異国の地で挑戦させている。
英語も中途半端、日本の学習にもついていけず、「どうして連れてきたの」と恨まれる日が来るかもしれません。
それでも私は、チャレンジしたい。
そして娘にも、チャレンジしてほしい。
最悪、途中でやめてもいい。日本に戻るという“逃げ道”はある。
そう思って、私たちはインター校への挑戦を決めました。
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