インターの学習記録#10

インターナショナルスクール

インターに通い始めて、半年〜1年経った頃のお話です。

この頃は、授業ではまだ補助の先生に頼ることも多かったと思います。

それでも家庭では、「少しずつ変わってきたな」と感じることが増えてきました。

中でも一番大きかったのが、宿題を一人でやり切るようになってきたこと。

それまでは、わからない単語がひとつ出てくるだけで、

「これ何?」

「どういう意味?」

と、すぐに親の私に頼っていました。

でもこの頃になると、自分の知っている語彙でなんとか乗り切ったり、わからないことは自分で調べたりしながら、親の手を借りなくても宿題を最後まで終わらせるようになってきました。

もちろん、間違いだらけではあるのですが(笑)。

でも私は、「間違っていても、自分なりに考えて最後までアウトプットする」ことがすごく大事なんじゃないかなと思っています。

親が横から教えてしまうと、子どもって本当に考えることをやめてしまうんですよね。

「これでいいのかな?」と思いながらでも、自分なりに考えて答えを出す。

そんな姿勢が少しずつ身についてきたことは、大きな成長だったと思います。

……とはいえ、早く遊びたくて完全にやっつけでやっている日もあるので(笑)、たまのチェックは欠かせません。

書いている英文を見ると、

「主語がない!」

「動詞がない!」

などなど、言いたくなることは山ほどあります。

でも、明らかな間違い以外はなるべく口を出さないようにしていました。

その代わり、先生にチェックされて返ってきたものについては、一緒に見ながら丁寧に復習する。

そんなやり方を心がけていました。

日本人のお友達が少しずつ帰国

そしてG4の中頃になると、同級生の日本人のお友達が帰国していくことが増えてきました。

聞いてみると、親御さんの駐在期間が終わるタイミングだったご家庭が多かったようです。

ただ、中学受験を見据えて、意識的にこの時期に帰国しているご家庭も多かったような気がします。

「5年生になる前に日本の公立小学校へ戻って、そこから本格的に受験準備を始めるのかな?」

と、これは私の勝手な推測ですが、そんなふうにも感じました。

「ELD=英語ができない」ではなかった

帰国していった子たちは、年長さんや小学1年生くらいからインターに通っていた子が多く、私からするとまさに英語習得の黄金期からインターにいる子たち

当然、みんな英語がペラペラに見えます。

子ども同士の会話を見ていても、英語でのコミュニケーションにはまったく困っていないように見えました。

ところが、ELAにいる子とELDにいる子は、体感では半々くらい。

「えっ、こんなに英語が話せるのに、最後までELDだったんだ……」

と驚いたのを覚えています。

でも、実際に子どもをインターに通わせているうちに、少しずつわかってきたことがありました。

ELDとELAの間には、私が最初に思っていたほど単純な線引きがあるわけではないということです。

定期的に行われるレベルチェックテストをきっかけに、ELAからELDへ移る子もいれば、逆にELDからELAへ上がっていく子もいます。

当然、その境目くらいのレベルにいる子たちもいます。

だから、

「ELDにいる=英語が全然できない」

ということではないんですよね。

インターに入ったばかりの頃は、私もなんとなく「早くELDを抜けてELAに上がらせたい」と思っていました。

でも、この頃から少し考え方が変わってきました。

ELAに上がることそのものを目標にするより、

「日本人としては、英語がそこそこできる」くらいの力が身につけば、それで十分なんじゃないか。

そして、その結果としてELAに入れたら、なお良し。

そんなふうに思えるようになってきたのでした。

インターに通い始めて半年〜12ヶ月。

まだまだ英語ができるようになった!と言える段階ではなかったけれど、宿題への向き合い方や、自分で考えて英語を使おうとする姿勢など、目に見えにくい部分では確実に変化が出てきた時期だったと思います。

そして娘だけではなく、私自身も、

「ELDを抜けること」

だけにとらわれず、この海外生活の中で、娘がどこまで英語を自分のものにできるかを見ていこう。

そんなふうに、少しずつ考え方が変わっていった時期でもありました。

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